塾の壁
私の塾は「自立学習」の塾です。なんか最近このことばが流行ってきていますが、ずっと前から考えてきた「理想の塾」を作りたくて、新しい塾を立ち上げたのです。
まだまだ不完全ですが、着実に理想に近づいて行っていると思います。
そのひとつが塾の壁です。
私が生徒たちに説明したときに書いたメモを、どんどん貼っています。古くなって剥がしたものもありますので、全部貼ったままにしていれば、もっとすごいことになっていたかもしれません。これからそうしようかな・・・
さっき「説明」と書きましたが、実は私はあんまり「説明」したくありません。だって、一方的に説明したって、できるようにはならないからです。多くの塾や、学校の先生がいまだにそういう一方的な授業をしていることを憂いています。
じゃあどうしているかというと、まずは生徒がどんどん問題を解きます。そしてわからないところを質問してもらいます。私はメモ用紙にその問題を解きます。重要なことは口に出して言っていますが、黙って解くだけのときもあります。生徒はそれを見て解きなおします。「写す」だけって生徒はいませんよ。そんなこと言わなくてもみんな大丈夫です。
写真の壁は、まだあんまり貼っていない方です。代わりに展覧会のビラなんかを貼っています。こないだまではブリューゲルの「バベルの塔」展のを貼っていましたが、会期が終りに近づいたので、貼替えました。「芦雪」と「ディズニーアート展」です。
芦雪の虎は猫のようですね。というのも、当時日本に虎はおらず、中国に居るという伝聞でしかなく、大きい猫ということで、猫をモデルにしてそこから想像を膨らませて描いたものだからです。