基塾長の成績の上がるブログ

名張市内で唯一無二の新型「自立教室」を開塾

食虫植物/酒池肉林

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本日、大谷投手の復帰戦ですね。とっても楽しみです。

ところで、こないだ「酒池肉林」の肉の意味が初めてわかりました。牛肉だったらしいです。

このことばは中国最古の王朝とされる「殷王朝」のことを表していて、殷王朝といえば甲骨文字で知られています。甲骨の甲は亀の甲羅ですが、甲骨の「骨」は、牛骨だったということです。牛の肩胛骨を火であぶって占いをしたわけです。ということは、一度占いをする度に一頭の牛を屠ることになるので、そのさい一頭分の牛肉も得ることができるわけですね。しかしそんな頻繁に屠るということは、たくさんの牛を飼っていたということです。牧畜が盛んだったに違いありません。

そして「酒」のほうですが、こちらはよくわかりません^^;

穀物は栽培されていたようですのでそれを発酵させていたのは間違いなさそうですが、どんなふうに発酵させていたのか、蒸留はしていたのか、わかりませんでした。

どなたかご存知の方がおられましたらぜひご教示下さいませ。

ところで当塾では「食虫植物」を飾りました。コバエを食べてくれたらなあと思って買ったのですが、食べてくれているのかどうかよくわかりません。一義的には観葉植物だと思います。生徒たちが「かわいい」と言ってくれているので、助かります。

植物でさえ肉食なのですからヒトも肉食でいいのではないでしょうか。

台風がまた近づいていますね・・・あるいは消しゴムの話

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今年は何度も台風が名張に接近していますね。幸いまだ名張では大きな被害は出ていないようで、もしかしたら優秀な要害なのかなと思いますが、油断は大敵です。

私が台風について調べるときに見るのは、気象庁の台風情報のページです。

気象庁 | 台風情報

こちらを見ると、台風の経路図を見ることができますのでだいたいいつごろ上陸するかがわかります。ただ注意しなければならないのは、台風は予報円の真ん中を通るわけではないことです。9月3日午前3時の段階で台風21号の予報円を見れば、左端を通れば九州東岸から四国中国を通りますし、右端を通れば伊勢湾あたりに上陸します。

名張に来るかどうかは今のところわからないのです。

そんなときもうひとつ見るのは、「暴風域に入る確率」です。

https://www.jma.go.jp/jp/typh/storm-330.html?t=1821

これを見るとだいたい4日の朝から昼にかけて伊賀地域が暴風域に入りそうだということがわかります。ただしこれもあくまでも確率ですが、地震の予想よりはよっぽど確実なので、警戒が必要です。

写真は塾のテーブルの上です。学習会が終わり生徒たちが帰ったあとのもので、消しゴムかすが真ん中あたりに集められています。こうしておいてもらうと掃除が楽なのでとっても助かります。

下記のような短歌があります。

消しゴムも筆記用具であることを希望と呼んではおかしいですか /岡野大嗣

この短歌なんかを読むと、子どもたちが消しゴムばかり使うことが理解できますが、私は若いころは「消しゴムは使うな」という指導をしていました。これ自体は間違ってはいなくて、消しゴムで消す時間は思考の妨げになるので無駄だからです。

たとえば灘中学校に合格した小学生は消しゴムは使わないで、難問をノートの見開き2ページに渡って式や図を書いて解答を導いていました。

でも、消しゴムは生徒たちの精神衛生上必要なのですね。いまはちょっとおおらかになって「間違いは消していい」ことにしました。筆算とか合ってるのに消すのはちょっと違うと思いますけどね。

ロブ=グリエに「消しゴム」という小説があります。光文社古典新訳文庫に入ったとき購入者プレゼントとして「高級消しゴム」(まだ使っていません^^;)を貰った記憶があります。

この小説はフランスのいわゆる「ヌーヴォーロマン」というもので、難解であることが知られています。しかし読んでみると、難しいというよりも飄々としていてなかなか面白かったのです。

殺人?事件が起こり、探偵が派遣されますが、この探偵いっこうに事件を解決する気がないみたいで、ことあるごとに文房具屋に寄って「あのときの消しゴム」を探します。しかしどこに行ってもその消しゴムは売っていなくて、別のものばかり買う羽目になります。まあ人生を象徴しているわけですね。

(この本は塾に置いてあるので貸出できます。一般の方にもお貸しできますのでよろしければお越し下さい。ただし要身分証明書です・・・)

www.kotensinyaku.jp

選挙割りいたします

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あ、選挙割するの忘れていました。きょうは名張市議会議員の投票日でした。

選挙のたびにいっていることですが、日本の選挙は秘密選挙であるということは中3で習います。秘密選挙とは「誰に投票したか」分からないということです。だからひとりひとり仕切られたところで書いて鍵をかけられた箱に投票するわけですよね。

ただし、これは習わないんですが、「誰が投票したか」は分かるようになっています。投票者名簿があって、そこに誰が来たかチェックするようになっているからです。これは重複やなりすましを防ぐためにやっているわけですが、結果的に誰が投票して誰が投票していないかわかってしまうわけです。

年齢層別の投票者数もわかりますので、投票者数の多い年齢層に合わせた行政が行われるようになります。いまのところ、年齢の高い人の方が投票に行く傾向がありますので、そういう方々向けの行政が手厚くなり、選挙に行かない若い人向けの政治は先送りされる傾向があります。

18歳に選挙権が引き下げられ、18歳の人の投票数は多いようですが、その上の19から20代前半は投票率が低いようです。

きょう塾で行われている模試の作文の問題はまさに選挙権についての問題でした。

そうそう。選挙割。これは選挙に行った人対象に割引をするというものです。大抵はレストランや居酒屋などがやっているのですが、当塾でもやっています。

2018年9月から入塾される方の保護者(高3なら本人という場合もありますね)の方が投票に行ったということであれば、入塾金を無料にいたします。

ほんとうは写真のような証明書を持ってきて欲しいのですが、告知が遅くなってしまったので自己申告で構いません。「市議会選行きました」と言ってくださればOKということにいたしましょう。

ウィスキーがお好きでしょ

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昨日も久しぶりに最大風速6名の、当塾としては過密状態での学習会でした。

どうしてそういうことになるかというと、夏休みの宿題が終わってなくて駆け込み的に時間を増やす生徒がおられたからですね^^;

今回のワンオペ内容はこんな感じ・・・

進学校の高一「こないだクラスメイトから、最初見たときは一番かしこそうに見えたけどそうでもなかったと言われてショック」

午前中は宿題の英検問題集をやっていたのですが、当塾の長い昼休み(4時間!)の間に、それは自宅で終わらせたとのことで、夕方はキャリア学習のレポートをやりました。そんなんやってる場合かよ、とも思いつつ、明日提出だというので書き方をお教えしました。

ところがこれが結構いい宿題で、「①学期中に聞いた卒業生の講演をもとに、②本を読んで、③自分の考えを書く」というものでした。

① 講演のメモはあります。(箇条書き十数項目;;)

② 読む本も高校図書館の司書と相談して借りてきています。(なぜその本を勧めたか不明;;)

二冊借りてきていて、まだ読んでいないという。今から読んでいては間に合わないので、私が目を通して、一冊は専門用語が多いので参考程度ということで、もう一冊のわかりやすい方(それでも生徒は「むずかしい」と言っていましたが)から、題材に使えそうなところを6個ピックアップしてそれについて「用語の解説」⇒「本文のポイントを要約」⇒「具体的な内容を書く」というやり方をお教えして書いてもらいましたら、かなり良いものができました。(所要時間3時間)

そのあとは英検問題集のチェックをやりました。

もうひとりの進学校の高一。ひたすら数学の宿題をやりました。学校の問題集の解きなおしです。つまりすべて一回はやっているものですがほとんど覚えていません。一つ一つ解き方を確認して、すべてやりきってもらいました。(本日だけで6時間半・・・延々やっているので総時間はちょっと計算してみないとわかりません)

おかげで、高一の一学期に習う数学の内容が総ざらえできました。

数Ⅰ・・・式の計算、因数分解、2次方程式、2次関数、不等式

単元名だけ書くと、大したことなさそうですが、これらの関連がよくわかりました。不等式を解くのに2次関数のグラフを書いたりするわけですし、文字に着目して整理したり、それを因数分解したりして関数の定数を求めたりするわけです。

数A・・・集合論、場合の数、確率

こちらも「集合」と「確率」は互いに関連し合っています。

始業式は来週の火曜日で、まだ化学と国語の宿題が残っているそうですが、それは市民センターの自習室に行ってやるそうです。(塾が休みなので)

公立の中1も、学校の宿題が終わらないということでやっています。これはちょっとかわいそうで、学校で購入している「予習ノート」の余白をとにかく埋めてくるというもので、よく出来る生徒なので完全に作業と化しています。学校の先生はたぶん普段あまり勉強していない生徒用にそういった宿題を出したのでしょうが、そういった生徒は多分中途半端にしかやりません。でも、この生徒はとにかくがんばっています。もし大地震が起きて死ぬのは仕方ないが、夏休みの宿題が終わらない前に死ぬのは嫌だと発言するような生徒です。

私立の中一。英語がついていけていないので、1学期の総復習をして欲しいということで来ている生徒ですが、しっかりがんばっています。今回は「複数形」のところをやりました。「複数形のつくり方」や「主語が複数形になると補語も複数形になる」といったところを忘れていましたので再確認しましたら、すぐにできるようになりました。

高校受験生の中3二人。あさってが模試なので、その過去問をやってもらいました。どのあたりの単元ができていないのかよくわかったようで、やり直しや類題演習も自主的にやっていました。

高一の二人以外は入れ替わって、夜の部からは中2ふたり。二学期の定期テストに向けてがしがし予習してもらっています。数学の一次関数のところ。この単元は、中学数学のターニングポイントです。誰もが苦手なところですが、これができるかどうかで入試の得点力が大きく異なってきます。

二学期中間テストの範囲ですので、今からやっているわけです。

このあとウィスキーの話も書く予定でしたが、上記だけで長くなってしまいましたのでまた後日にいたしますmm

読書感想文を書きました

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写真は、ニュージーランド土産のキウィフルーツクッキーの成分表。意外に糖分が少ない?

ところで、きょうも「朝の学習会」を実施していますが、夏休みの宿題でもある「読書感想文」の書き方を指導しました。

基本的なやり方は、書くべきことを聞き取りして整理し、文章化のお手伝いをすることです。

読書感想文には書き方があります。

はじめに「この本を選んだ理由」

内容「印象に残ったシーンとその理由」

「好きな登場人物とその理由」

「気に入ったセリフとその理由」

「自分だったらどうするか」

まとめ「今後のあり方について」

そしてこれらを通して一本のテーマが見えてくるように書きます。あと、途中でちょっとした付録を書いてみるのもいいですね。今回は作者による「ズル」と「仕掛け」について書いてもらいました。

題材は辻村深月さんの「ツナグ」でした。ミステリ仕立てのファンタジーで、テーマも「死と生」と重たくて、読書感想文にはピッタリの本です。同じ本でも、読んだ人によって違う書き方をお教えしますので大丈夫ですよ。

二時間ほどで原稿用紙五枚に書くことができました。あとは清書するだけです。

 

ニュージーランド土産もらった\(^o^)/

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昨日、高1の生徒がひさしぶりにきて、ニュージーランドのお土産をくれた。よくわからないけれど、貝殻をあしらった栞である。私が本好きだということを知っていて、こういうのを選んでくれるのだから嬉しい。きほん食べ物とかのお土産は食べられないものが多いので欲しくないんだけれど、こういうのならいいのかなと思う。そんなに高くなければいいのにと思う。

それよりも、ニュージーランドでのことを話してくれた土産話が嬉しかった。ホストファミリーとの謎の会話、教会のミーティングの話、バスの乗り方の話し。

ものすごく楽しかったとのこと。ただ、語学研修自体は日本人が多すぎて、あまり役に立たなかった模様。それよりも地元の人との会話がちゃんと出来たことがすばらしい。

二年前、中2のとき英語キャンプで全然英語がわからなくて泣いていたというのが、著しく成長したものだ。

聞き取りはかなり出来たということ。相手の言っていることはほとんどわかったとのこと。ただし、スピーキングはあまりできなかったとのこと。発音ということもあったようだけれど、それよりも何を言っていいかわからないという理由が大きかったようだ。

英語力というよりもコミュニケーション力。「何をしたい」ときかれて答えられない。なにかもっと違うアプローチもあったと思われる。そのへんもおいおい教えていきたい。

夏休みは一体夏休みなのかどうか

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せっかくの夏休みなんだから、有意義なことをしましょうよ。

って言われても何をしたらいいのかわかりません。バカンスに出かけたいと思っても先立つものがありませんし。

8月5日には渋谷でゴジラ伝説のコンサートがありましたが、行きませんでした。

前にも書きましたが、小学生のころは夏休みの間に一度だけ映画に連れて行ってもらいましたので、それで何を見るのかいつも検討したものでした。「東映まんがまつり」か「東宝チャンピオンまつり」かの二択。東映マジンガーZとかのアニメで、東宝ゴジラ映画でした。

ジブリ映画は夏だったでしょうか。よく覚えていません。毎年見に行ってグッズを買ったりしていた時期が、私の青春でした。

塾はだいたいお盆は一週間休み。今まで勤めていたところはだいたいそうでした。自分でやるようになっても習慣でそうしていたのですが、どうせ「ヒマ」だからと思って、今年はお盆の間も(朝だけ)塾を開くことにしました。去年までは土・日・月は全部休みというふざけたことをしていたのですが土曜日もすることにしました。

お盆に塾をやったってどうせ誰も来ないかと思っていたのですが、嬉しいことに申込みがありました。とても嬉しいです。

この「嬉しい」という感情と、「ヒマ」だからという言い訳の正体は「やっぱり塾が好き」ということだと気付かされました。

ほんとうに生徒や保護者様には感謝の気持ちでいっぱいです。

ただ体力的に難しい(私はジジイ)ので日・月だけは休ませてください・・・