基塾長の成績の上がるブログ

名張市内で唯一無二の新型「自立教室」を開塾

胡散臭い

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折込のSH塾のチラシが胡散臭い。ついこないだ書いたばかりの「塾ナビ」を宣伝材料に使っている。「検索サイト」と書いてあるが、違うと思う。なぜなら、カネを払った塾だけを掲載するサイトだからだ。

グーグルなんかでも、代金をとって広告を載せてくれるが、払ってなくても検索には引っかかる。ところがこのサイトでは、払ってなければ検索対象とならないのだから、検索サイトとは言えないのではないか。

伊賀地区から奈良高専に受かった生徒はSH塾の出身者だけだとも宣伝している。ことしウチから受ける生徒が合格すれば、来年はこの宣伝文句は使えなくなるけど、結果やいかに。こんな事を書いて、自分にプレッシャーをかけている。

「〇〇高校に行きたい」と公言しよう。と生徒たちに言っている。口に出してしまえば、後戻りしにくいし、応援してくれる人も出てくる。

そういえば、生徒たちとこんな会話をしていた。

「〇〇くんて、N個別から移ってきたんやね」とある生徒が唐突に言い出した。

「N個別って」と、私がここまで言うと、別の生徒が「ぼったくり」と言った。いや、私はそこまで言いませんが・・・確かに学費の高い塾だ。そうすると、最初に話題を振った生徒が続けた。

「N個別は、自習室はあるねんけど、先生はそこにいないし、先生に質問に行くと授業中だからダメだって言われるし、なんていうかサービスが悪い。質問できたと思ったら、わからないって言われるし」

 私は質問には答える。ただ、わからないときもある。わからないときはグーグルだのみ。そう言うと「調べてくれるだけ良い」

 名張さかえ進学教室は自立学習の塾。自立学習というと自習と思われるときもあるけれど本質的に違う。何をするべきかは教える。でも強制はしない。勉強のやり方を教える。魚を与えるのではなく魚を採る方法を教えるというやつだ。そして「あきらめるな」と激励する。生徒たちががんばる環境を常に考えている。

 ネットで検索すると、いまこういう考え方で塾や家庭教師をしている人たちがかなりいることが分かる。しかし、ホンモノもいればニセモノもいる。たとえば、近くのR塾は、単に「AI学習」をやっているだけで自立学習と謳っている。ただその塾は懇談もしないし、高校生は映像授業を見せるだけだし(幟が歩道にはみ出てて邪魔だし)。

 個別指導塾をやり、ほかの個別塾へ教材を販売しているM塾の会社がRという自立学習の塾を始め、FCを募集していたので話を聞きに行ったが、もともと販売していた個別塾用教材をパソコンに落とし込んだだけのものだった。たしかに、数十年前の「コンピュータ・アシステッド・インストラクション」から比べれば、格段の進歩を遂げていて操作性も抜群である。生徒のやるべきことも明確だし、進捗管理も簡単だ。教育の素人でも塾長ができる。

 ただ、問題は「やるべきことが決まっている」ということだ。システム化とはそういうことだから、一概に悪いとは言えないし、それで成績が上がる生徒ももちろんいる。ただし、それは自立学習ではないと思う。AIによる管理学習だろう。

 ウチをやめて他塾に行った生徒も残念ながらいる。そしてうちの悪口を言っているかもしれない。でも、私は自分の信じる事を貫くだけだ。