基塾長の成績の上がるブログ

名張市内で唯一無二の新型「自立教室」を開塾

潰れない書店って

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これは前にも書いたと思うけど、かつて奈良県にロイヤルブックスという書店があって、ときどき行って月に一冊くらい購入していた。引き出しにそのときのブックカバーが入ってたのが上の写真。

光るウロコのような板を並べた看板に、ロイヤルブックスではなくて、ロイヤルブクッスと書いてあったので、その店のことを私たちは、「ブクッス」と呼んでいた。でも、しばらくすると閉店してしまった。多分月に一冊くらいではダメだったのだ。

書店はどんどんなくなっていく。 

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近鉄大和八木駅橿原神宮前駅の構内にあった「若草書店」も3月で閉店してしまった。電車の乗り換えの際に寄るのが便利だったので、入荷していない本も取り寄せてもらって購入していた。それでも潰れてしまうのだ。

町の書店はやっていけない。というのはもう既定路線だろう。もうちょっと行きにくいところにしか書店がない。もちろん都会まで出れば大型書店はある。ネットで注文してコンヴィニエンスストアで受け取ることもできる。

でも、ふらっと寄ってなにか出てないか見る楽しみというのは失われた。誰かやらないかというくらいなら、自分でやるべきだ。

それで調べたんだけれど、昔ほど参入障壁はないようだ。1冊から仕入れることができる取次ぎというのも存在することがわかった。問い合わせのメールを送って、申し込みの仕方はわかった。利益は出ないまでも、損はしないくらいのやり方は出来そうだと思った。「やろう」と思ったのだけれど、いろいろ具体的なことを考えているうちにひとつだけどうしても引っかかることが出てきた。

古書店ではない新刊本の書店の場合「定価」でしか売ることができない。その定価は税込で一円単位までの細かい金額になる。

「お釣りがめんどくさい」

そう、実は塾の方も、おつりを出すのがいやなので1000円単位でしか学費を決めていない。余計なところに労力をかけたくない。だからちょっと書店もダメだ。古書店なら値段は勝手に決められるから、まあ100円単位くらいなら。やっぱり古書店かなあ。ちょっと考えさせてください。