バランスのよい食事をとりなさい
バランスの良い食事をとりなさい、なんて言われると私はあまのじゃくだから、かえって好きなものしか食べないよ。
栄養食品の注意書きをおうむ返しするようなそんな言説を吐くひとは、そもそもバランスの良い食事をと言い出した歴史や理由を知っているのか。
かつて白米ばっかり食べていた時代があってかっけが流行った。そのとき、白米ばかりではなくおかずもちゃんととりましょうと言い出したのが栄養学の始まり。
要は大事なのは、必要なものを摂ることであって、バランスではない。
勉強についても同じことを言うんだろうか。9教科すべてバランスよく勉強しなさいって。
そんなことを言うのはど素人。
うちの塾でも、まず英語と数学を集中してがんばってもらう。多くの親御さんも英語と数学を重視するのではないでしょうか。
私の高校生のときの同級生で、東大に行ったやつは高1ののときは英語と数学しか勉強しなかった。3年になったら理科社会もやったけど。
国語が大事とおっしゃる方も多い。たしかに国語は大事。私も論理エンジンというテキストだけ延々とやりたいくらい。
肉ばっかり食うことは国語だけ勉強するのと同じかな。魚やチーズも食べるのは、英語と数学をがんばるのと同じかな。
え? なにこれ、こんなに低いの?
目を疑いました。数学の平均点が50点を割っているのです。これが中3のテストだったらまだ分かります。入試を見据えて、総合問題を出してくるからです。
「49.9点?!」
名張市立A中学校の、一年生の1学期期末テストの、数学の平均点を見たとき、本当にびっくりしました。もちろん、中1の1学期の中間テストの平均点が一番高く、そこからどんどん下がっていくのは普通のことですが、こんなに下がるとは思っていませんでした。問題を見ても、そんなに難しくなっているとは思えないんだけどなあ、と思いました。
ちなみにうちの塾生の点数はむしろ上がっています。
当塾塾生Mさん 90点 ⇒ 94点
今年(2018年)中間平均点67.9 ⇒ 期末平均点49.9
昨年(2017年)中間平均点67.7 ⇒ 期末平均点63.4
うん。昨年は普通だ。
これは一体何を示しているのでしょうか。
最も考えられやすいのは、問題ミスです。学校の先生は通常、平均点が60点くらいになるように問題を作ります。それを大きく外れる場合は、問題が難しすぎたということになります。
しかし、今回問題をよく見ても、そんなに難しくなっているとも思えないのです。
ということで考えられるのは、学校の先生の授業が下手なのか、生徒の学力が極端に下がっているかです。まあ先生の授業が多少下手でもこんなに下がるのはあまり考えられません。
では、やっぱり生徒の学力が下がっているのですね。そして、当塾の塾生のように点数が上がっている生徒もいるわけですから、上位と下位に学力格差が広がっているように見受けられます。
これはほんとうに憂慮するべき事態ではないでしょうか。
成績のいい生徒はどんどんよくなり、良くない生徒はどんどん下がっていく。そんな事態になっているわけですから。1学期の中間テストなので、まだ大して難しくありません。文字式の計算です。これが二学期になると方程式に入りますから、現在30点40点の生徒は、全くついていけなくなるでしょう。
これを解決するために、進学塾に慌てて入っても多分解決にならないでしょう。
うちに来てくれたらいいんですが、うちは余りにも小さい塾なので、引き受けられる生徒数は限られています。A中学校の1年生なら、あと数名程度ですね。
英語はどうやったら聴き取れるようになるのか
毎月29日は肉球の日ということで、うちのお猫様のご様子です。もう年寄りなので、爪が引っ込められず、出っぱなしです。
ところで、先日の塾内で、冷蔵庫を英語でなんというのか、というので「レフリジェレイタ」と発音してみせてもピンと来ない様子だったので、スマホのアプリを立ち上げて発音を聞かせえてみると、「れ〇※☆」としか聞こえないというのだ。うーん。どうしたら聴き取れるようになるんでしょうか。
スターウォーズの映画をやってたので英語にして聞いてみると、なかなか難しい。ハン・ソロもルーク・スカイウォーカーもプリンセス・レイアも早口でよく分からない。でもずーっと聴いてると、だんだん聞き取れるようになってきた。面白い。
メジャーリーグベイスボールの監督の談話なんかを英語で聞いてると、これはほんとによく聞き取れる。日常会話(映画のセリフ)とインタビューとの違いというのもあるだろうけれど、野球の英単語はよく知っているので分かるというのもある。
カラスはなぜ鳴くか
以前、毎朝カラスの鳴き声で目が覚めるというような記事を書いたことがありました。
かー、かーかーかー
と鳴くので、どんな意味があるのかと疑問を呈したところFBFの一人から、「縄張り」を主張しているのだとお聞きしまして、まあそれもあるのでしょうが、そんな毎朝毎朝、縄張りを確認するものかなあとも思っていました。
例によって今朝も、カラスが鳴いているのですが、ベランダから外を見ると、屋根の上に寄り添うように並んでいる二羽のカラスがいて、電線から電線へと滑空しているのがいて、その合間合間にかあかあかあと鳴いているわけです。ふと「愉しそうだな」と思って。
ああ、そうか。かれらは朝が来たのを喜んで、かあかあかあと鳴くのだな。
写真は、それとは関係なく、数Ⅱの∑の問題。3乗和の公式の証明を、京大の学生さんが教えてくれました。先日から、ネットを介して学習指導をお手伝いしてくれているのですが、地頭も良く瞬発力もあって、当塾のリアルタイムの質問受付という離れ業も難なくこなしてくれていて、たいそう頼もしい限りです。
そういえば、きのう津の高校に通っている1年生が英文法の問題集をやっていて、やはりわからないところを次々と聞いてくるのですが、文法的なことはすぐに答えられるのですが、熟語になると咄嗟に出てこないことがあります。でもきのうは、どんな質問にもすぐに答えられたのは、数日前に名張の高校二年生がやっていた問題と同じだったからです。どちらも学校から配られた問題集です。つまり名張の高校の2年生がやっているものを津の高校の一年生がやっているわけですね。
お迎えにこられた保護者の方から「パンフレットないですか」と聞かれ・・・パンフレットなんて洒落たもの用意していません。古いチラシと「学費一覧」だけお渡しして、「お電話ください。個別にご相談いたします」と。
うーん、パンフレット・・・そんな大層なものでなくても作っておくべきかしら。
私立中学の一年生で、どんどん進むのでついていくのが大変だとのこと。
そうそう中高一貫校はたいてい一年二年で中学内容を終え、中3から高校内容に入ります。そのようにして、高2までにカリキュラムを終え、高三は大学受験に絞るわけです。
もちろん当塾で対応できます。