基塾長の成績の上がるブログ

名張市内で唯一無二の新型「自立教室」を開塾

数学も勉強しよう(いろいろ騙されないために)

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塾では、あいかわらず高校一年生が宿題の数学の問題集をやっている。

「さいきん学校の授業まじめに聞いてるけど、全然わからん」などと言いながら、結構解けている。ただ、これが自宅ではできない。私が目の前にいて、いろいろ言いながらだとできる。

公倍数と公約数の利用のところ。これはよく中学入試の問題で、小学5年生に教えるところ。でも公立の小中と通ってきた生徒には馴染みが薄い。

そういえば、中3のときに、倍数のところをやっていて、3の倍数を3nとか表すことをやっていたとき、「わからん!」と叫んでたっけ。それが今は割とスイスイ解いている。つまり、脳のシナプスができてきた、簡単に言うと「頭が良くなってきた」ということ。

どういうことかというと

数学の勉強をすると頭がよくなる

ということだ。

よく「こんなの勉強しても将来役に立たない」というおバカな生徒がいるが、絶対に役に立つということだ。

ニュースで奨学金の返済を、保証人が払うのは「半額でいい」のに、全額請求していてそれを大抵の人は払ってきたというのだ。

こういうところに日本人の馬鹿さ加減がよく現れている。日本人は奴隷根性があるので、お上の言うことはたいてい素直に聞くのだ。

たとえば「法律は知っている人にのみ役に立つ」というのも真実であるかも知れない。

法律を知らなくても、罪を犯せば罰せられる。「知らなかった」では済まない。

このブログでも再三言っているように、日本のニュースだけ見ていたって「まちがいだらけ」

英語の勉強をしようといったときに

Trade Agreement for Goods と Trade Agreement for goods

は、どう違うのかという話をしましたよね。

「同じやん」と思われますか。

左はTAGのことで、右はFTAのことです。どこでこんな違いが出てくるんでしょうね。

同じ生徒が、こんなことを言っていました。

「渋谷でハロウィンの騒ぎが朝五時まで続きましたって、ニュースで言ってたけど、午前零時過ぎたら、もう11月1日やからハロウィンちゃうやん」って。本当に頭が良くなっている。

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国語も勉強しよう

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例えば下記のような記事を読んでどこかおかしいと思いませんか。時事的なことではなくて、フツーに国語の問題として。

>東京都によると午前11時ごろ、移転に反対し旧築地市場での営業継続を求めている業者や支援者などおよそ100人が、都側が立ち入りを禁止する中で敷地内に入ったが、都の担当者が説得を行い、敷地の中に入った人たちは午後2時までにすべて敷地の外に出たという。
https://t.co/8PCKzVLlS2

まず最初に「東京都によると」と書いてあることで、これだけでこの中身がホントかウソか分からないということです。

あとすぐにわかるのは、この100人が、なんのために敷地に入ったか書いてないところです。フツーに考えて、買い物に入ったんです。

それなら午前11時に来て午後2時に帰るのは当たり前ですよね。

英語を勉強しよう

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下記の英文を読んでみてください。そんなに難しくないので、辞書を引きながら読めば大体分かると思いますし、翻訳機にかけてもそんな大きな間違いはなさそうです。

しかしこれを読んだだけで、日本でのテレビ報道と異なることが分かると思います。

サービスを含まないとか言ってますが、ここでは含むとはっきり書かれています。自動車関税については交渉中は変えないと言ってますが、ここではアメリカの利益を優先すると書いてあります。日本の農業保護については、現状を維持するのではなく、発効していない交渉結果に準ずるとかいてあります。つまり、現状よりかなり後退するわけです。

それにこれは共同声明に過ぎません。だから英文もそんなに難しくありません。これが本番の貿易協定になるともっと難解になるでしょうし、付帯項目になると更にややこしくなるはずです。しかも英文しか公式にはありませんから、アメリカに有利になるのは間違いないでしょう。

これでも、英語の勉強は必要がありませんか?

 

 

1.  On the occasion of our Summit Meeting in New York on September 26, 2018, we, President Donald J. Trump and Prime Minister Shinzo Abe, affirmed the importance of a strong, stable, and mutually beneficial trade and economic relationship between the United States and Japan, recognizing that our economies together represent approximately 30 percent of global Gross Domestic Product. The President reiterated the importance of reciprocal trade, as well as reducing the trade deficit with Japan and other countries. The Prime Minister emphasized the importance of free, fair, and rules-based trade.

2.  Against this backdrop, we reaffirmed our determination to further expand trade and investment between the United States and Japan in a mutually beneficial manner, including through further concrete steps, as well as to realize free, fair, and open development of the global economy.

3.  The United States and Japan will enter into negotiations, following the completion of necessary domestic procedures, for a United States–Japan Trade Agreement on goods, as well as on other key areas including services, that can produce early achievements.

4.  The United States and Japan also intend to have negotiations on other trade and investment items following the completion of the discussions of the agreement mentioned above.

5.  The agreement mentioned above is designed to be mutually beneficial, and, in conducting those negotiations, the United States and Japan will respect positions of the other government:

For the United States, market access outcomes in the motor vehicle sector will be designed to increase production and jobs in the United States in the motor vehicle industries; and
For Japan, with regard to agricultural, forestry, and fishery products, outcomes related to market access as reflected in Japan’s previous economic partnership agreements constitute the maximum level.
6.  The United States and Japan will also strengthen cooperation to better protect American and Japanese companies and workers from non-market oriented policies and practices by third countries. We will therefore work closely together, through United States–Japan as well as United States–Japan–European Union cooperation, to promote discussions on World Trade Organization reform and e-commerce and to address unfair trading practices including intellectual property theft, forced technology transfer, trade-distorting industrial subsidies, distortions created by state-owned enterprises, and overcapacity.

7.  The United States and Japan will conduct these discussions based on mutual trust, and refrain from taking measures against the spirit of this joint statement during the process of these consultations. In addition, we will make efforts for the early solution of other tariff-related issues.

ショータイムは終わらない

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もう今回はほんとにMLBだけの話し。

きょうでレギュラーシーズンが終わったので、春から話題のオータニ選手の今シーズンも終了した。所属するエンジェルズがポストシーズンに進めなかったからだ。

エンジェルズでは監督のソーシアも19年間つとめた監督を引退すると発表された。日本のメジャーリーガー1号のマッシームラカミは、野球解説者を引退するらしい。

なんだか終末ムード漂ってるけど、メジャーリーグはまだまだこれからである。

特にナショナルリーグではとんでもないことが起こっている。西地区と中地区で、同率首位で終わったからだ。これによりあしたタイブレークが二試合も行われることになる。勝ったら、地区優勝、負けたらワイルドカードでまた1試合の決勝が行われる。どんだけハードなんだよ。

なんとなく、すでに地区優勝が決まってる東地区のブレイヴズが有利なように思う。いや、もう私の予想ではブレイヴズがワールドチャンピオンだ。1番打者が新人王確実のアクーニャだからだ。昨年はスプリンガーという最強1番打者を擁したアストロズがワールドチャンピオンになった。今年はアクーニャが最強1番打者だから。

あと、アメリカンリーグの新人王は、やっぱりヤンキーズのアンドーハーが有利。レギュラーシーズンだけの成績で決まるから、きょう投票が行われている。発表は、ワールドシリーズのあとになるけれど。

オススメの辞書はありますか。

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この歳になって読んでない本の多いことに愕然とする。

ドフトエフスキーもトルストイも短篇しか読んでないし、プルースト源氏物語も通読していない。

でもまあバルガス=ジョサやバーセルミ笙野頼子は読んでるんだからいいじゃないか、とも言える。

ところで辞書の話し。

FB Fが、オススメの辞書はありませんと書いてるのに触発されて。

実はオススメの辞書はあります。でも高いのでなかなか買えない。ものすごく低予算な塾をやってるもので。

とりあえず家にあった辞書を用意した。

小学生のときから使ってる、新明解国語辞典初版。手垢だらけ。アラレちゃんのシールが貼ってある^^;

さらにこれも小学生のときに買ってもらった、コンサイス英和辞典。ち、小さくて読めん。老眼だし。

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それから日本国語大辞典。これは押入れに入っている。たまに出して来て生徒と見る。

いずれも古いので現代語が載ってない。

大辞林があれば…

中学生用の英和辞典が要ると思って、近所のブコフで一冊買った。生徒たちもみんな持ってるやつ。

最近高校生が増えたので、古語辞典と漢字辞典も、ブコフで探して来た。

高校生以上の英和辞典がない。まあみんな自前のを持って来てくれるけど。岩波の中辞典が欲しい。1万円もする…

このごろMLBの話ばかりで恐縮ですが(あるいは世界で活躍するために)

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私は自動販売機で飲料を買うことはあまりありませんので直接の影響はありませんが、こういうのを見るとまだまだ災害は終わっていないんだと思いますね。

ところで私が大学生のとき(ですからもう三十年以上前のことですが)先輩が「RCサクセションなんて、ローリングストーンズが来たら誰も見なくなる」と言ったことがありました。「ちびまるこちゃん」が「おもひでぽろぽろ」のまがいもんだと言った友人もいました。

確かに類似点もありますし、はじめは模倣から始まったのかもしれませんが、独自の良さがありホンモノであると言えると思います。私はローリングストーンズを聞いてからも忌野清志郎を聴き続けましたし、「おもひでぽろぽろ」を読んでからも「ちびまるこちゃん」を読み続けました。

しかし、MLBを見るようになってからは日本のプロ野球は見なくなりました。私にとってそれはまがい物だったのかもしれません。

MLBを見ていても、日本のアナウンサーが「四番が」とか「打率が」とか言い出すと辟易します。まあ四番打者には多少なりとも意味があり英語では「クリーンアップ」といいます。きれいに掃除するという意味で、一番から三番が出塁したり点を取ったりしたあと、まだ残っている走者をホームに返すという意味です。それを日本ではクリーンナップトリオなどと言ったりします。そんな役割の人が9人中3人もいるなんておかしいと思いますが、いかがでしょうか。

去年くらいからMLBでは一番打者が最強打者であるようになっています。代表的なのはワールドチャンピオンになったヒューストン・アストロズのスプリンガーですね。

きょうはオータニが3番を打っていますが、これはトラウトが休養日なのでひとつ打順が繰り上がっただけです。

打率の良い選手は良い選手と言えますが、打率が良くない選手が良くない選手であるとは言えません。2002年にアスレティックスが地区優勝したとき以来ほぼ常識となっています。当時までは、打率の良い選手が高給を取っていましたので、資金の少ないアスレティックスは打率の良い選手を集められなかったので、データを調べて、打率ではなく出塁率の方が重要であるということが分かって、比較的年俸の安い選手を集めることで強いティームを作ることができたからです。

さらに長打力も重要だということがわかり、出塁率長打率をどのような比率で足せば最も得点力にリンクするかという計算も行われていました。アメリカの放送を見ているとOPSという指標が必ずと言っていいほど表示されます。これは出塁率長打率を単純に足したもので、厳密な数値とは言えませんがざっくりといい打者かどうかを判断することができます。

エンジェルズではトラウトが最も良くて10割以上あります。トラウトは打率も出塁率長打率も良い選手で、スーパースターです。次にいいのはオータニで9割もあります。この終盤に来て打ちまくっていますので打率も3割打つかもしれませんが、それはあまり関係ありません。新人王をとるかどうかは、おそらくホームランの数にかかってくるでしょう。ヤンキーズの新人コンビが数本上を打っていますので、彼らを越せばということになると思います。

アスレティックスは今年久しぶりに強いのですが、打線に3割バッターは誰もいません。しかしOPSは8割前後から9割前後の選手がずらった並んでいます。アスレティックスは現在の成績だけでなく、打球の角度なども調べて潜在能力の高い選手を集めたということです。

さて私はテニスをあまり見ませんが大坂選手の優勝インタビューを見て、彼女のしゃべっている英語と、日本語の訳とが全然違うことに気づきました。「アイムソーリー」と言ったのを「ごめんなさい」と訳しているのだから驚きます。いわゆる日本語英語ですね。「残念です」というくらいの意味でしょう。

スポーツくらいのことなら大勢に影響はないでしょうが、トランプ大統領の発言だったらもっと大ごとになるでしょう。日本語しか知らない日本人はアメリカに騙され搾取されるでしょう。だから英語は勉強するべきなのです。

ヴォランティアというのは「志願兵」という意味です。もちろん本当に志願してやるなら自己責任です。でも、今のオリンピックのヴォランティアの募集の仕方は半強制的です。そういえば特攻隊も志願兵の集まりでした。本当に志願したかどうかは別として。

オータニの二刀流は成功したと言えるか(そしてもうなくなるかも知れない日本の中高生へ)

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MRIで再び右ひじの腱に損傷が見つかったという。LAAのオータニ。いますぐどうこうというものではなさそうだけれど、当分投げられない。問題は手術をするかどうかで、手術をすれば来シーズンは投げられないし、その次のシーズンも微妙なところとなる。

打者としては、大丈夫そうで手術をしなければこのままホームランを打ち続けるだろうし、手術をしても、来シーズンもDHとして出場できる。野手出身の野球解説者によると、ひじを痛めたが手術をしないで出続けたという。打撃には問題なかったが、スローイングのときは痛かったという。だからやはりDHのみでの出場になるだろう。

さて、オータニの二刀流でのMLB挑戦は、成功したと言えるかどうか。

言える! と私は思う。最初は懐疑的だったアメリカのメディアも、こぞって注目しているし、高校の夏休みの宿題にも登場している。これを成功と言わずしてなんという。

ホームランもすでに18本打って、ジョージマの一年目のホームランの数に並んでいる。(9月7日現在)

アメリカンリーグの新人王最有力候補であるNYYのアンドゥハーがいま23本だから、彼を抜けば新人王も取れる。五本差なので可能性はある。ここ二試合で三本打ってるわけだし。

来シーズンは打者に専念するだろうから、三割三十本百打点三十盗塁も可能だろうし、三冠王だって獲りそうだ。

ダ・ヴィンチの人体図にもなぞられるオータニの活躍は、私の晩年の大きな愉しみの一つになった。

ところで台風や地震で大きな被害が出ている。国の指導者は災害対策なんてどこ吹く風、数合わせに奔走している。

中学生・高校生の諸君! 君たちが大人になったとき、もう日本はないかもしれない。

世界で生きていくために、君たちが今するべきことは、オリンピックのヴォランティアなんかではない。

勉強することだ。勉強して勉強して能力を高めて、世界のどこででも戦えるようにすることだ。