集中が途切れない学習法
本当にいつもいつも思うのだけれど、生徒たちのずーっと集中して学習できることが素晴らしい。二三時間ぶっ続けに問題を解いている生徒もいるし、一時間ごとくらいに自ら「休憩」を宣言して、また始める生徒もいる。
私にはとてもできない。私はだいたいひとつのことをすることができるのは三十分くらいだ。落ち着きがなく、うろうろしたり、あちこちに顔を突っ込んだりする。生徒の方がよほど落ち着きがある。
ほかのことを全く考えず、ひとつのことだけに集中できるのは、人間わずか15秒らしい。テレビコマーシャルがだいたいそれくらいの時間だ。そして、集中が持続する時間は、年齢×3分と言われている。つまり、10歳で30分。中1が13歳だから、約40分。中3が15歳だから45分。
でも目の前の生徒たちはもっと集中して勉強している。
私も中学生のころ夏休みなんかに何時間もずっと水彩画を書いていたようなことがあった。パソコンでゲームを何時間もやったこともある。それがいまでは、読書ですら一時間と持たない。
なにかその学説は間違っているのかもしれない。歳をとれば取るほど集中持続時間は減ってくるのかもしれない。