宿題を出してくれ?!
急に保護者が「宿題を出してくれ」と言ってきた。12月22日は、当塾の通常学習会の最終日。翌23日から冬のプレミアム学習会が始まる。
「家で何をやったらいいかわからないから、宿題を出して欲しい」とのこと。
これに対してはいろいろ言いたいことがある。でも、最初はメールでのやりとりだったので、とにかく来てもらうことに。それまでの間に、いろいろ考える。
まず「家で何をやったらいいかわからない」とのことだけれど、そんなことはない。学校でもふだんからワーク類が配られている。それをどんどんやればいい。学校の先生に「やってきなさい」と言われる前にやればいい。そのほうがやる気も出るし効果も高い。英語の予習ノートまで配られている。ちょっと前までは、予習ノートは自分で作ったものだが、便利なものを配られているのだからそれをやれいばいい。もう三学期を残すのみなのだから、教科書を全部予習してしまえばいい。現に、うちに来ている中3の大部分は、もうやってしまっている。特に中3はいまごろ学校の予習をしているようではダメだ。もうみんな入試問題をどんどん解いている。
次に「冬休みの宿題」がちゃんと出ている。赤目中学校はガッツリ出ているし、名張中学校も英語・数学・国語はワークが一冊出ているし、理科・社会もプリントが出ている。ちょっと足りない気がするので、理科・社会の勉強は余分にしていいだろう。
特に苦手な子にオススメなのが、「暗記カード」を作ることだ。英語の単語カードと同様に、教科書に載っている語句をカードにするのだ。これは作っただけでもけっこう記憶に残る。あとは暇なときにパラパラやればいい。
なんてことは、入塾当初に全部言っているはず・・・。
そもそも、成績の伸びない生徒は、宿題をやらない(宿題を宿題として認識していない)、もしくは宿題をやっても成績をとれない生徒だからなので、それを宿題漬けにしたって成績が上がるわけがないのである。多くの進学塾がやっているのがこれで、そういうところでは、もともと勉強の出来る子はできるし、出来ない子はできないままだ。
「SH塾の特進は夜11時半までやってるって」と生徒の一人が言う。
授業がそんな時間までやっているということは、もう復習する時間なんか取れやしない。「分かる」ことが大事なのではなく「できる」ことが大事なのに。
きのうも花の中3トリオが「入試対策学習会」に来て、苦手の復習や、前期選抜の問題を解いていった。点数の低い場合でも、半分は自力で出来ている。六割七割解けている生徒や教科も。二年前はオール3だったとは思えない出来だ。まだ本番まで一か月あまりあるのだから、相当期待できそうだ。
結局当の保護者は、話をしに来て「宿題」よりも「冬の学習会」を申し込んでいった。もちろん「家庭学習」のやり方もお話した。
えっと、ごめんなさい。冬のプレミアム学習会は、ほぼ満席ですので、締め切りました。どんだけ来てるんだよって思わないでください。ひとつの時間帯に五六名でいっぱいです。
いま募集しているのは、前期選抜直前の入試対策学習会です。12月26日までは早期割引があります。
お早めにお問合せください。
0595-51-6724