オータニの二刀流は成功したと言えるか(そしてもうなくなるかも知れない日本の中高生へ)
MRIで再び右ひじの腱に損傷が見つかったという。LAAのオータニ。いますぐどうこうというものではなさそうだけれど、当分投げられない。問題は手術をするかどうかで、手術をすれば来シーズンは投げられないし、その次のシーズンも微妙なところとなる。
打者としては、大丈夫そうで手術をしなければこのままホームランを打ち続けるだろうし、手術をしても、来シーズンもDHとして出場できる。野手出身の野球解説者によると、ひじを痛めたが手術をしないで出続けたという。打撃には問題なかったが、スローイングのときは痛かったという。だからやはりDHのみでの出場になるだろう。
さて、オータニの二刀流でのMLB挑戦は、成功したと言えるかどうか。
言える! と私は思う。最初は懐疑的だったアメリカのメディアも、こぞって注目しているし、高校の夏休みの宿題にも登場している。これを成功と言わずしてなんという。
ホームランもすでに18本打って、ジョージマの一年目のホームランの数に並んでいる。(9月7日現在)
アメリカンリーグの新人王最有力候補であるNYYのアンドゥハーがいま23本だから、彼を抜けば新人王も取れる。五本差なので可能性はある。ここ二試合で三本打ってるわけだし。
来シーズンは打者に専念するだろうから、三割三十本百打点三十盗塁も可能だろうし、三冠王だって獲りそうだ。
ダ・ヴィンチの人体図にもなぞられるオータニの活躍は、私の晩年の大きな愉しみの一つになった。
ところで台風や地震で大きな被害が出ている。国の指導者は災害対策なんてどこ吹く風、数合わせに奔走している。
中学生・高校生の諸君! 君たちが大人になったとき、もう日本はないかもしれない。
世界で生きていくために、君たちが今するべきことは、オリンピックのヴォランティアなんかではない。
勉強することだ。勉強して勉強して能力を高めて、世界のどこででも戦えるようにすることだ。