おでんは苦手…結果を得るには時間がかかる
きのうはおでんを作りました。実は私はおでんを作るのが苦手です。どこがどう苦手かというと、つい味が染み込む前に食べてしまうのです。
きのうは午後から塾でしたので、朝にタネを仕込んでひと茹でしました。昼ごはんは違うものを食べて、火を止めて放置。
夜帰ってきたらちょうどよく味がついていました。
おでんのタネに味が染み込むのは、実は煮ているときではなく、煮た後に温度が下がっていくときなので、私が仕事をしている間に出来上がっていたということです。
さて、各中学高校ではきのうから冬休みに入りましたので、生徒たちが通知表を持って来てくれます。
中1の生徒のものが壮観です。ほぼオール5で、上からずらっとAが並んでいます。
やっぱり塾には中1から来て欲しいのです。
小学校のとき余り勉強していなかったとしても中1から正しいやり方で勉強すれば、そんなに学習時間をかけなくても、好きな高校に行けます。
ところが中1の成績が悪くなってから来られると、時間がかかります。成績が悪いということは、勉強してないというのもありますが、間違ったやり方が染み込んでることが多いからです。
それを治すのに時間がかかるわけです。
たとえばワークをやって間違えたときですが、単に赤で解答を写すだけで終わってる人が多いのです。
なぜ間違ったか、どうやったらできるようになるのか、確認して覚えるというのができていないと成績は上がりません。
さっきのおでんの話と同じで、味が染み込むのは冷めていくときなので、すぐにできるようにはなりません。
正しいやり方で、じっくり勉強していくべきなのです。
高校生でなかなか通知表の成績が取れない生徒がいます。中学のときよりも勉強していると言います。
中学校のとき5が取れたからといって、高校で9や10が取れるわけではありません。
科目も増えていますし、難易度も格段に上がっています。おまけにライバルは同じ高校入試を勝ち抜いて来た生徒たちなのです。
期末が思ったように上がらなくて暗くなってる生徒と、話をしました。もう、勉強のやり方なんか話しませんでした。
夢を語り合いました。
ちょっとでももっと勉強してくれればいいのですが。
でも、顔が明るくなっただけでも話して良かった。